
今回は、パーキンソン病の方にとって非常に大事な研究をご紹介します。
それは、「6か月以上続けた理学療法が、運動症状の改善や薬の量の減少につながる」という内容の論文です。
みなさんの中には、こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
「リハビリって続ける意味あるの?」
「薬だけじゃダメなの?」
「自費リハビリで運動してるけど、本当に効果があるの?」
その答えを、科学的な根拠と一緒に、わかりやすくお伝えしていきます。

「この研究、リハビリを頑張っている皆さんの“根拠”になる内容です。この記事を読めば、きっと“続けてきてよかった”と思えるはずです!」
この研究ってどんな内容?
ご紹介するのは、2022年に発表されたこちらの論文です。
Physical Therapy for at Least 6 Months Improves Motor Symptoms in Parkinson’s Patients: A Meta-Analysis.
(6か月以上の理学療法はパーキンソン病の運動症状を改善する:メタアナリシス)
この論文では、世界中の10本の研究をまとめて分析し、合計523人のパーキンソン病患者さんを対象に、「6か月以上の理学療法」がどんな効果をもたらすかを調べています。
注目したポイントは主に3つです。
1. 運動症状の改善(震え・こわばり・歩きにくさなど)
2. 日常生活の動作(ADL)
3. パーキンソン病の薬の使用量(レボドパなど)
結果はどうだったの?本当に良くなるの?
結論からお伝えすると、6か月以上続けた理学療法は、明らかに運動症状を改善するという結果が出ています。
具体的には、
・薬を使っている人でも、使っていない人でも、リハビリによって運動症状が改善
・さらに、薬の量(LED)が減らせる可能性もある
ということがわかりました。



「正直、“薬が減らせる”ってすごくないですか?これはパーキンソン病の治療において、大きな意味を持つ発見です」
特に、運動症状の改善については、リハビリをしていないグループと比べて、統計的にも有意な改善が見られました。
どんなリハビリが効果的だったの?
研究ではさまざまなリハビリ方法が取り上げられていて、大きく3つのカテゴリーに分けて分析されていました。
1. 有酸素運動(ウォーキング・エアロバイクなど)
2. 筋力トレーニング(スクワット・レッグプレスなど)
3. 多職種連携のリハビリ(理学療法+作業療法などが組み合わさったもの)
その中でも特に効果があったのは、多職種連携のリハビリと、筋力トレーニングでした。
ただし、有酸素運動も短期間ではあまり変化が出なかっただけで、継続することで十分に効果が見込まれるとされています。



「どれが一番効果があるかは“人による”部分も大きいです。大事なのは、“自分に合った運動を無理なく続けること”なんですよね」
自費リハビリとの関係は?
ここまで読んで、「じゃあリハビリを6か月以上やればいいのか!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際問題、適切なリハビリを一人で6か月以上続けること難しいのが現実です。
そこで注目されているのが、自費リハビリです。
自費リハビリであれば、
・週に何回でも、自分に合ったペースで
・専門の理学療法士の指導のもと
・安全に、継続的に取り組める
というメリットがあります。



「“自費”と聞くと身構えるかもしれませんが、“自分にとって必要なリハビリを、必要なだけ受けられる”という意味では、パーキンソン病の方にとって大きな武器になるはずです」
なぜ6か月以上が必要なの?
短期的なリハビリでも効果が出ることはありますが、脳や神経に変化をもたらすには“ある程度の時間”が必要です。
この論文でも、短期(1〜3か月)のリハビリでは効果が不明瞭だったのに対し、6か月以上の継続ではしっかりとした改善が確認されました。
脳の神経は“可塑性(かそせい)”といって、ゆっくり時間をかけて変わっていく性質があります。
だからこそ、焦らず・コツコツ・続けることが大切なのです。
リハビリで薬が減らせる?
論文の中でも特に注目されたのが、パーキンソン病のお薬の量(LED)が減ったという点です。
薬をたくさん使えば動きは良くなりますが、長期的に見ると副作用や効きムラが出てくるという問題もありますよね。
その点、リハビリで運動症状をコントロールできれば、薬の量を減らしても日常生活を維持できる可能性があるんです。



「“薬は増える一方”という流れを、リハビリで変えられるかもしれない。これはパーキンソン病の治療において、ものすごく希望のある話です」
自分に合った理学療法を見つけるには?
理学療法といっても、人によって効果の出方は違います。
年齢・症状の進行度・持病・生活スタイルなど、個別に考えるべき要素がたくさんあります。
だからこそ、オーダーメイドのプログラムを提案してくれる自費リハビリの存在が重要になります。
たとえば…
・ウォーキングが難しい人は、エアロバイクや体幹トレーニングに
・家での運動が不安な人は、訪問リハビリやオンラインサポートに
・モチベーションが続かない人は、定期チェックやLINEサポートで継続支援を
といった形で、あなたにぴったりの理学療法を一緒に見つけていくことができます。
「続けること」が未来を変える
今回の研究は、科学的にみても「続けた人が一番効果を出している」ことを教えてくれました。
6か月というのは、決して短い期間ではありません。
でも、この6か月が、今後の10年を変えるかもしれない。
リハビリは、魔法のように一瞬で症状が消えるものではありません。
だけど、じわじわと“身体の底力”をつけていく方法なんです。



「小さな変化が、未来の大きな変化につながります。私たちは、その歩みを一緒に支えていきたいと思っています」
まとめ:6か月以上の理学療法は、パーキンソン病の“未来への投資”
最後に、今回のポイントをシンプルにまとめます。
・6か月以上の理学療法は、運動症状の改善に有効
・薬を使っていても使っていなくても効果がある
・薬の量を減らす可能性もある
・自費リハビリであれば、無理なく継続できる
・焦らず、でもコツコツと続けることが一番大切
この記事が、みなさんが理学療法や自費リハビリに前向きな気持ちを持つきっかけになれば幸いです。
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