🌱 ゆるっとお茶会@世田谷 開催レポート|パーキンソン病の方とご家族に届けたい、やさしいつながりの時間
こんにちは、リハトレスタジオ世田谷の白石です。
今回は、2025年6月7日(日)に開催された交流イベント「ゆるっとお茶会@世田谷」の様子をお届けします。
このお茶会は、パーキンソン病とともに生きる当事者と、そのご家族のためのやさしい交流の場として企画されました。リアルで会うからこそ感じられる“空気感”を大切に、専門的な理学療法の視点も取り入れながら、気兼ねなく過ごせる時間を目指しました。
全国各地から30名以上が参加!初の試みに温かな輪が広がりました

※実際の写真を加工して使用しています
当日は、関東近郊だけでなく、岩手・三重・長野といった遠方からもご参加いただき、想像以上ににぎやかな会となりました。
おひとりで参加された方も多く、「最初は緊張していたけれど、すぐに和んだ」という声があちこちから聞かれました。
理学療法士やリハビリ専門職もファシリテーターとしてサポートしながら進行。
オンライン上でつながっていた方とも実際に顔を合わせることができ、笑顔と笑い声の絶えない2時間となりました。
会場は1階と2階に分かれた2部構成
今回のイベントでは、1階を当事者の交流スペース、2階をご家族向けの“家族会”とし、それぞれの立場で安心してお話ができるように工夫しました。
1階:当事者向けおしゃべり会

※実際の写真を加工して使用しています
「最近どう?」をテーマにしたグループトークでは、体調や運動の工夫、日々のリズムについて語り合う姿が見られました。話すのが苦手という方も、聞いているだけで「共感できる」「自分だけじゃないと分かってほっとした」とおっしゃっていました。
途中には、歌の披露や合唱タイムもあり、会場の空気は一気にやわらかく。思わず一緒に口ずさむ方の姿も印象的でした。
2階:ご家族の会(家族会)
ご家族の会では、介護の悩み、日々のサポート、そして自分自身の思いについても語り合う時間となりました。
「普段は言葉にしないけれど、今日みたいな場があると自然と話せる」「聞いてもらえるだけで心が軽くなる」そんな声も多く、安心できる“語らいの輪”が静かに広がっていました。
どちらの会場にも理学療法士がファシリテーターとして同席し、必要に応じてサポートや質問の受け止めなどを行いました。
リハビリ×交流イベントの新しい形:歌とエクササイズで心も体も元気に!
会の後半では、全員が1階に集合し、参加者による歌の披露タイムと、座ってできる簡単な運動(リハビリ体操)の時間を実施しました。
運動タイムでは、実際に皆さんが自宅で行っているおすすめ体操を紹介し合い、3~4名が前に出て実演。「毎日少しでも続けることが大事」と話す方の姿に勇気づけられたという感想もいただきました。
運動の後には、参加者一人ひとりの感想タイム。この日の気づきや思いを共有しあい、最後は記念写真を撮ってお開きとなりました。
ご参加いただいたみなさまへ、心より感謝申し上げます
当日は30名近い方々が集まり、終始あたたかな雰囲気に包まれました。
「こういう場をずっと探していました」
「また開催してほしい」
「遠くから来て本当に良かったです」
そんなお声の一つ一つが、私たちスタッフの心に深く響いています。
この「ゆるっとお茶会」は、今後も継続的に開催していきたいと考えています。
「パーキンソン病だからといって、あきらめなくていい」
「仲間とつながることで、また前を向ける」
そんなメッセージを込めて、理学療法やリハビリの枠を越えた交流の場として育てていければと思っています。
主催:リハトレスタジオ世田谷
共催:株式会社りはっぴぃ様
https://www.rehappy.jp
最後に
パーキンソン病という病気は、一人ひとり症状も気持ちも異なります。だからこそ、「誰かとつながる」「話してみる」ことが何よりの支えになることがあります。
私たちはこれからも、安心できる居場所、前向きになれる時間を届けていきたいと思います。
また次回、笑顔でお会いしましょう。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
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