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パーキンソン病のリハビリでは”どっしり運動”を取り入れよう

今回は、「バラバラ運動」と「どっしり運動」について説明していきますね。

バラバラ運動とは、体の末端、つまり手や足だけを自由に動かす運動のことです。

具体的には

• ベッドに寝たままももを上げる
• 椅子に座ったまま膝を伸ばす

こういった運動をイメージしてみてください。

逆に、どっしり運動とは、体の一部を支えにして全身を連動させながら動かす運動です。

具体的には、

• 足を床につけたままのスクワット
• 壁に手をついて行う腕立て伏せ
• 足を踏ん張って階段昇降練習

などが、どっしり運動になります。

白石

「バラバラ運動=パーツだけぶらぶら。
どっしり運動=体全体で支える!こんなイメージです。」

本記事の構成

なぜパーキンソン病のリハビリには「どっしり運動」が必要なのか?

パーキンソン病に対するリハビリでは、日常生活で役立つ動きを取り戻すことが重要な目的となります。

実際の日常生活を思い浮かべてみてください。

• 立ち上がる
• 歩く
• 階段を昇り降りする

こういった動きは、必ず体のどこかを「支えながら」「バランスをとりながら」行いますよね?

つまり、生活に役立つ体の使い方を鍛えるには、手足だけを動かすバラバラ運動では足りないのです。

全身をどっしり支えながら動く練習、つまりどっしり運動が必要になるというわけです。

白石

「リハビリでは、“生活に直結する動き”を取り戻すことが一番大事です。そのためには、どっしり支えながら動く練習が欠かせません!」

”バラバラ運動”と”どっしり運動”3つの違い

ここで、両者の違いをさらに整理してみましょう。
ばらばら運動とどっしり運動には、大きな違いがあります。

リハビリや体づくりを考えるとき、この違いを知っておくと、とても役に立ちます。

⑴.動かし方と安定感の違い

ばらばら運動では、手や足だけを動かすので、体全体の安定感はあまり必要ありません。動かしている部分以外はリラックスしていてもできる運動です。

白石

「ラクにできるけど、実はあんまり体全体は使えていないんですね!」

これに対して、どっしり運動では、足や手をしっかり支えにして体全体を安定させながら動きます。そのため、自然と姿勢を保つ力やバランス感覚が鍛えられます。

日常生活では、体をぐらつかせずに動く力がとても大切なので、この違いは大きなポイントです。

⑵.筋肉の使い方の違い

ばらばら運動では、筋肉をギュッと縮めて動かすことが中心になります。たとえば、足を持ち上げるだけの運動などがそうです。

一方で、どっしり運動は、体を支えながら動くため、

縮めるだけでなく、引き伸ばしながら支えたり、その場で踏ん張ったりする動きが自然に入ってきます。

白石

生活では“引き伸ばしながら支える”ってすごく多いんですよ!

この「支えながら動く力」が、実は生活の中ではとても大事なのです。

特に、パーキンソン病の方にとっては、転ばないように体を支える力を育てることがとても重要です。

⑶.日常生活動作とのつながり方の違い

ばらばら運動は、特定の筋肉を意図的に動かすことに向いていますが、それだけでは実際の生活に必要な動きとはつながりにくい面があります。
たとえば、立ち上がる、歩く、階段を昇り降りするなど、現実の日常生活動作はすべて体全体を支えながら動かします。

白石

生活に直結する力を育てるなら、どっしり運動が必須です!

どっしり運動は、こうした「支えながら動く」場面に直結しているため、生活の中で役立つ力を育てることができます。だからこそ、リハビリでもどっしり運動を意識することがとても大切なのです。

このように、ばらばら運動とどっしり運動には、それぞれ違った特徴がありますが、リハビリで「実際に役立つ体の動かし方」を取り戻したいときには、どっしり運動をしっかり取り入れることがとても重要になります。

特に、パーキンソン病のリハビリでは、生活に必要な体の使い方を少しずつ思い出していくことがゴールとなります。

今日からぜひ、手足だけをバラバラに動かす運動だけでなく、体をしっかり支えながら動かす「どっしり運動」を意識してみてくださいね。

白石

毎日の積み重ねが未来を作ります。
一緒に、どっしり育てていきましょう!

筋トレだけでは足りない理由

よく「筋トレをすればいいんですよね?」というご質問をいただきます。

もちろん、筋力をつけること自体は大切です。

ですが、ばらばら運動による筋トレだけでは、動作につながりにくいため、十分とは言えません。

日常生活に必要となるのは、

「伸びながら支える」
「全身をバランスよく使う」

このようなスキルです。

白石

「筋肉をただ大きくするだけじゃダメ。
使える筋肉を作るためには、動きをコントロールする力を育てましょう!」

だからこそ、リハビリではどっしり運動を意識することが欠かせないのです。

どっしり運動を取り入れたリハビリの考え方

では、具体的にどんなリハビリが効果的かを紹介していきますね。

• ゆっくり椅子に座る練習(ドスンと座らないように)
• 壁に背中をつけたスクワット
• 階段を1段だけゆっくり降りる練習

どの運動でも共通するポイントは、

「体を支えながら、ゆっくりコントロールして動く」ということです。

白石

できるペースでOK!ちょっとずつ動きを広げていくことが、リハビリのコツです。

もちろん、パーキンソン病は症状に個人差があります。
リハビリが難しく感じる日もあると思います。

そんなときは、

• 壁に手をついて支える
• 段差を低くする
• 支えのある椅子を使う etc

このように、難易度を下げることで無理せずできる工夫を取り入れましょう。

白石

「できない日は、“支えてできた”だけでもOK!小さな積み重ねが大きな力になります!」

まとめ

今回は、「バラバラ運動ではなく、どっしり運動を意識しよう!」というテーマで、パーキンソン病リハビリにおける大事な考え方をお伝えしました。

日々のリハビリの場面では、

• 実際に役立つ動きを練習する
• 全身を連携させて使う
• 伸びながら支える力を鍛える

こういった視点がとても重要です。

今日からぜひ、リハビリや自主トレで、「どっしり運動」を意識してみてくださいね!

白石

「リハビリは“できることを増やす”ための挑戦です。焦らず、コツコツ一緒に進んでいきましょう!」

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