医療・介護関連産業の概要&将来展望

本日は 「医療・介護関連産業の概要&将来展望」というテーマの研修を受講しました。

少子高齢化が進む中で、医療・介護業界の需要はますます高まっていますが、同時に人材不足や財政面の課題も深刻化している現状を改めて学ぶことができました。

医療・介護は「病気になった人を支える」だけのものではなく、予防の段階からどのようにアプローチするかが地域社会全体のテーマになっている ということ。どうやって健康寿命を延ばすことができるかが重要視される中で、単なる医療サービスの提供ではなく、「どうすれば地域全体で健康を維持できるか？」というメタ的な視点が求められているんだな、と実感しました。

また、デジタルヘルスやテクノロジーの活用が、医療・介護産業の未来を大きく変えようとしているという点は今後避けては通れないですよね。遠隔医療やウェアラブルデバイスなど活用したヘルスマネジメントなど、既存の「対面&施設型」サービス提供だけではなく、もっと柔軟な支援の形が生まれつつあるそうです。

こうした技術を我々も積極的に活用によって、医療・介護負担を軽減しつつ、より多くの患者さんにサービスを届けられるのではないかと感じました。

リハビリテーション領域では、在宅医療や地域包括ケアの充実が、医療・介護費の抑制だけでなく、患者のADLやQOLを高めるためにも非常に重要な要素だと再認識しました。特に、遠隔リハやデータを活用したより個別性の高いプログラムの策定ができる可能性については、今後さらに学びを深めていきたい分野だと感じています。

医療介護人材は圧倒的に不足している現状の中で、単に「人手を増やせば解決する」という話ではなく、制度・技術・地域の連携をどう強化していくかがカギ になってくるのではないかと考えています。今回の研修での学びを活かし、より実践的な形で取り入れていきたいと思います。

出典：厚生労働省「介護保険制度をめぐる最近の動向について」介護保険部会 資料